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海外への渡航の予定がある方へ向けた、それぞれの地域の渡航の際に推奨される予防接種のチャートです。何の予防接種を打てばよいか分からない場合、国別で必要な予防接種をご確認いただけます。また、各地域か感染症の名前をクリックすることで逆引きを行うこともできます。掲載されていない国に関してはお問い合わせ下さい。

国名をクリックすることで、外務省の国別医療情報ページにジャンプします。予防接種情報も記載されていますので、渡航先が決まっている場合には最新情報として必ずご覧ください。

出典: 厚生労働省検疫所FORTHホームページ

表は横スクロール対応です。

黄熱 破傷風 ポリオ 日本脳炎 A型肝炎 B型肝炎 狂犬病 ジフテリア
東アジア
東南アジア
南アジア
中近東
太平洋地域
北アフリカ
中央アフリカ ※1
南アフリカ
北・西ヨーロッパ
東ヨーロッパ
南ヨーロッパ
ロシア
北米
中南米 ※2
・・・
長期滞在の場合推奨します。短期滞在においても局地的な発生があるなどのリスクがある場合には接種を検討して下さい。
◎・・・
長期滞在の場合推奨します。
・・・
滞在期間にかかわらず、局地的な発生があるなどのリスクがある場合に接種を検討して下さい。
〇・・・
長期滞在において、局地的な発生があるなどのリスクがある場合に接種を検討して下さい。
!・・・
感染リスクのある国へ渡航する場合推奨します。

およそ一カ月以上の滞在である場合を「長期」としています。冒険を目的とした旅行はたとえ短期であっても「長期」に含まれます。

マークの内、感染リスクのある国

※1・・・

アンゴラウガンダエチオピアカメルーンガーナガボンガンビアギニアギニアビサウケニアコンゴ民主共和国コートジボワールシエラレオネスーザンセネガル赤道ギニア中央アフリカチャドトーゴナイジェリアニジェールブルキナファソブルンジベナンマリ南スーダンリベリアモーリタニア
※2・・・

アルゼンチンエクアドルガイアナコロンビアスリナムパナマフランス領ギアナブラジルペルーベネズエラボリビアトリニダード・トバゴ(トリニダード島のみ)パラグアイ

黄熱感染リスクのある国については、常に最新情報の確認を行ってください。
出典: 厚生労働省FORTH|黄熱について

地域別

東アジア

主要な渡航国
韓国モンゴル台湾中国[北京][広州市][上海周辺][重慶][香港]チベット北朝鮮
推奨される予防接種
破傷風A型肝炎
検討される予防接種
日本脳炎B型肝炎狂犬病

太平洋地域

主要な渡航国
オーストラリアキリバスサモアソロモン諸島ツバルトンガナウルニュージーランドバヌアツパプアニューギニアパラオフィジーマーシャル諸島ミクロネシア
推奨される予防接種
破傷風
検討される予防接種
A型肝炎B型肝炎狂犬病

北アフリカ

推奨される予防接種
破傷風A型肝炎
検討される予防接種
ポリオB型肝炎狂犬病

中央アフリカ

推奨される予防接種
破傷風A型肝炎
検討される予防接種
黄熱ポリオB型肝炎狂犬病

南アフリカ

推奨される予防接種
破傷風A型肝炎
検討される予防接種
ポリオB型肝炎狂犬病

北・西ヨーロッパ

主要な渡航国
アイスランドスウェーデンデンマークノルウェーフィンランドオランダドイツベルギーフランスルクセンブルク
推奨される予防接種
破傷風
検討される予防接種
狂犬病

東ヨーロッパ

主要な渡航国
ウクライナベラルーシモルドバ
推奨される予防接種
破傷風
検討される予防接種
ポリオA型肝炎B型肝炎狂犬病ジフテリア

南ヨーロッパ

主要な渡航国
スペイン ポルトガルアンドライタリアサンマリノバチカン市国マルタギリシャ
推奨される予防接種
破傷風
検討される予防接種
A型肝炎B型肝炎狂犬病

ロシア

推奨される予防接種
破傷風
検討される予防接種
A型肝炎B型肝炎狂犬病ジフテリア

北米

推奨される予防接種
破傷風
検討される予防接種
狂犬病

中南米

推奨される予防接種
破傷風A型肝炎
検討される予防接種
黄熱B型肝炎狂犬病

予防接種別

破傷風

接種推奨地域
東アジア東南アジア南アジア中近東太平洋地域北アフリカ中央アフリカ南アフリカ北・西ヨーロッパ東ヨーロッパ南ヨーロッパロシア北米中南米

傷口から感染するため、冒険旅行・あるいは途上国への渡航などで怪我をする可能性が高い方に推奨するワクチンです。
1968年(昭和43年)からはじまった3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日せき)を定期予防接種で12歳の時に受けている場合、かつ年齢が20代前半である場合、不要です。その場合でも、20代前半から長期の海外渡航になる際などはご相談下さい。
以降は1回の追加接種により10年間有効な免疫を獲得できます。

A型肝炎

接種推奨地域
東アジア東南アジア南アジア中近東北アフリカ中央アフリカ南アフリカ中南米
接種検討地域
太平洋地域東ヨーロッパ南ヨーロッパロシア

途上国に一カ月以上の長期滞在を行う方に推奨するワクチンです。60歳以下の方は抗体保有率が低いため、強く推奨します。
2~4週間隔で2回の接種を行います。

B型肝炎

接種検討地域
東アジア東南アジア南アジア中近東太平洋地域北アフリカ中央アフリカ南アフリカ東ヨーロッパ南ヨーロッパロシア中南米

血液に接触する可能性のある人に推奨するワクチンです。
ワクチンは4週間間隔で2回接種し、その後20~40週間後に1回接種します。

ポリオ(急性灰白髄炎)

接種検討地域
南アジア中近東北アフリカ中央アフリカ南アフリカ東ヨーロッパ

ポリオが流行・発生している国に渡航する方に推奨するワクチンです。以前にポリオの予防接種を受けている方でも、WHOによって追加の予防接種が推奨されています。
特に1975年~1977年(昭和50~52)生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが分かっており、渡航先が流行国でない場合も追加の接種を検討して下さい。

黄熱

接種検討地域
中央アフリカ中南米※一部国

アフリカや南米の熱帯地域に渡航する方に推奨するワクチンです。
黄熱予防接種証明書を要求する国もあり、各国の要件は厚労省の次のページで確認できます。
予防接種証明書の値段などは「予防接種/証明書料金」ページからご確認下さい。また、ご不明な点ございましたら「お問い合わせ」下さい。

ジフテリア

接種検討地域
ロシア東ヨーロッパ

ロシア、東ヨーロッパへ渡航する方に推奨するワクチンです。
1968年(昭和43年)からはじまった3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日せき)を定期予防接種で12歳の時に受けている場合、かつ年齢が20代前半である場合、不要です。その場合でも、20代前半から長期の海外渡航になる際などはご相談下さい。
以降は1回の追加接種により10年間有効な免疫を獲得できます。

狂犬病

接種検討地域
東アジア東南アジア南アジア中近東太平洋地域北アフリカ中央アフリカ南アフリカ北・西ヨーロッパ東ヨーロッパ南ヨーロッパロシア北米中南米

動物と直接接触し感染の機会が多い場合、長期滞在、奥地などへの渡航ですぐに医療機関にかかることができない方に推奨するワクチンです。
ワクチンは4週間隔で2回接種し、さらに6~12ヵ月後に3回目を接種します。3回目のワクチン接種後、6ヶ月以内に咬まれた場合には咬まれた当日およびその日から、3日、7日、14日、30日、90日の6回のワクチン接種が必要です。

日本脳炎

接種検討地域
東アジア東南アジア南アジア

流行地へ渡航する方に推奨するワクチンです。
ワクチンは1~4週間間隔で2回接種し、1年後に追加接種を1回行います。これにより基礎免疫が完了し、その後は1回の接種で4~5年間有効な免疫を獲得できます。

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